焼津市近辺認知症介護家族会です。それぞれの介護の形がありますが悩みは共通?!ひまわりの会に参加して話をしてみませんか?
18.皮肉にも・・・
毎日が戦争。そして、ついには冷戦の日々・・。疲れ果てて、気が付けば会話も笑顔もなくなっていた。自分を責めながらも、そんな介護しか出来なくなっていた。 ところが、施設に入所したとたん、今まで着ていた「ココロのよろい」が脱げた。会いたくなり、話したくなり、笑わせたくなった。 (40代女性)
19.しないでね・・・
真夏でも窓を絶対に開けない。温室状態の室内に熱中症予防のためになんとか窓を開け、外気を送り込もうとするも、次の窓を開ける頃にはもうすでに最初の窓は閉められている・・・。 「お外の空気入れたいから、閉めないでね。」振り向けばそこには、さっそく窓閉めをしている姿が・・。 (40代女性)
20.壊したの・・・
あれほど機械に詳しかったのに、認知症が進行し、今まで通りにはいかなくなって来た。でも、機械に対する興味は昔のままだから、あれこれ修理しようとして、結局壊してしまい、あげくの果てには「誰が壊した?」と、怒ってしまう始末。(40代女性)
21.今日こそは!・・・
妻と手をつなぎ散歩に出掛ける。近所の庭の梅の花が咲いているのを 見つけて、桜の花だと言う。そうだな、きれいだな…。 梅でも桜でもいい。花がきれいだという心が残っていて嬉しかった。 (60代男性)
人間誰しもこだわりはある。 特に認知症になると、そのこだわりが極端になるとよく言われる。お金でも宝石でもなく、なぜかちりがみ。洋服のポケットにもたんすや引き出しにも・・・、ありとあらゆる所がちりがみだらけ。でも、きっと本人には何か訳があるのだろう。 (40代女性)
23.はっちゃん・・・
深夜、徘徊で家を出て行ってしまった。あわてて追いかけて「お義母さん!」と何度も呼ぶも、どんどん行ってしまう。 咄嗟に子供の頃からの愛称で呼びかけたら、ぱっと振り返った。姑は子供頃に戻ってしまっていた。記憶はその人の歴史、忘れてしまう悲しさと怖さを感じた瞬間だった。 (30代女性)
24.うそみたい・・・
施設に入ってから、どんどん衰えて行くのがかわいそうで、自分を 責めていた。そんな日々が何ヶ月か続いたある日。訪問したら まるで別人のように、穏やかに笑っていた。大好きな歌も歌ってくれた。 帰り道、うれしくてたまらなかった。 (40代女性)
25.内釜を・・・
食料があまりない時代に育ったせいか、主婦としての家事習慣が抜けないせいか、妻は 常に米を炊いていないと気が済まなくなってしまった。二人暮らしだから、いつもごはんが残ってしまい閉口していた。 しかしある日、炊飯器の内釜をコンロの上に乗せ、火にかけていた…。それを見て、胸がとても切なくなった。 (60代男性)
さすが昭和ヒトケタ生まれ、家族のやる事なす事には、「もったいない。」の連発。 しかし、自分はガスコンロ付けっ放し、電気付けっ放し・・・。挙句の果ては、高額商品契約。 あなたにだけは言われたくないです。 (40代女性)
27.任せとけ・・・
子供を連れて、一大決心をして認知症介護のために引っ越した。まだ小学生の孫達がそばに来てくれた事で、自分が孫の世話をしなければ!と責任感が生まれ、イキイキしてきた。ただし、本人は気付いていないが、お世話をしているのは孫の方だった。 (40代女性)
さあ、あなたも 介護の日常を 五、七、五に託してみませんか! (介護川柳随時受付中)
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