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ひまわり介護川柳 ・・・続・その3介護川柳TOPへ

ひまわりの会の会員が詠んだ川柳のコーナーです。

前回の「認知症だっていいじゃないか」の続編・2016年発刊の「続・認知症だっていいじゃないか」の認知症介護川柳となります。
 

21.あのころの・・・

自分の事を女中だと思っている妻。見合いをする予定もあると言う。横に座ると、まんざらでもない様子。調子が良い時は、私の事を好きだとも言ってくれる。思い切って言ってみた。
「そろそろ一緒にならないか?」

(80代男性)

22.あやかりたい・・・

介護疲れのせいか、元気だけが取り柄の私が風邪をひいた。
本当は休みたいのに、介護に休みはない。
それなのに、ただ今だけを生きている九十歳の義母は、一度も寝込んだことがない。なんだか認知症がうらやましく思えてきた。

(50代女性) 

     
 

23.ニンチより・・・

認知症は先が見えないし、周りの人に迷惑を掛ける。確かにそうかもしれないが、俺の女房が認知症だと知っているのに、目の前でガンになる方がまだマシだと言われると、さすがに堪えるなぁ。病気は選べない。誰も好きで認知症になる訳じゃないのになぁ。

(70代男性)
 

24.はしゃぎ声・・・

真夜中に階段のほうから義母の声がする。「おばあちゃんにくれるの?ありがとう」「いい子だねぇ」どうやら私の隣ですでに寝ている孫と、幻覚の世界で遊んでいるようだ。ひとりでご機嫌に一時間ほど遊んだ後、「じゃあ、おばあちゃんは寝るね」と部屋に戻って行った。夜中に起こされたのに、ほんわか温かい気持ちになった。
(40代女性)

     

25.深夜二時・・・ 

またですか?お義父さん…。この頃真夜中にごそごそ集まりに行く支度を始める。真面目な人が認知症になりやすいとは聞くけれど、なってからも相変わらずノート片手に几帳面です。

(60代女性)
 

26.炒め物・・・

日常生活があれこれ出来なくなってきた妻だが、進行予防のためと思い、なるべく出来る事はさせるようにしている。先日野菜炒めを作ろうとしたら、フライパンに台所洗剤を垂らしていた。あぶないあぶない!でも、炒める前に、何かを垂らす事は覚えているのだ、と前向きに受け止める努力をしてみよう。
(60代男性)

     

27.孫だって・・・

私が小学生だった時、徘徊している祖父を見つけたので、「じ〜じぃ〜!」と駆け寄ったら、「おっ?お嬢ちゃんは私の事を知っているのかな?」と言われてびっくりしました。家ではいつも私を孫だと認識して、仲良く遊んでいましたが、一歩外に出ると、もうそれは祖父には難しい事なのだと、子供ながらに悟った時でした。
(10代女性)
 

28.介護鬱・・・

認知症の義父を介護中の義母は自らも鬱病の治療中。
それを改善するためのあらゆる処方箋薬の服用後よりも、家族や親戚、友人に思いっ切り愚痴を聴いてもらった後の状態の方が良い。義母にとっての一番の薬は、どうやら思いを吐き出す事らしい。
(50代男性)

     
29.なめた皿・・・

食べ終わった皿が、きちんと食器棚に片付けられている。
怪しい…。取り出して調べてみると…、やっぱり指紋のようにしっかりと舌で舐めた跡が!片付けてくれた気持ちだけは、ありがたく頂いておくね(泣)。

(50代女性) 

30.イライラの・・・

一対一の介護は はけ口がなくてイライラが積もる。そんな時私は、自分の指の真っ赤なネイルを見て、気持ちを落ち着かせる。こんな爪をしていたら、派手な女だって思われているんだろうね。それでもいいよ。だってこのネイルが私の理性のスイッチなんだから。

(50代女性)

 

さあ、あなたも 介護の日常を 五、七、五に託してみませんか!
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